バレーを愛した荒木田裕子さん死去前に「パリ五輪みんなで真鍋ジャパンを応援してください」　_スポーツ 背中 の 痛み

　１９７６年モントリオール五輪バレーボール女子で金メダルに輝いた荒木田裕子さんが死去したと１８日、愛し複数の関係者が明らかにした。た荒スポーツ 背中 の 痛み７０歳だった。木田荒木田さんは語学が堪能で、裕さを応援し国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）や、ん死国際バレーボール連盟（ＦＩＶＢ）とのパイプを持ち、去前日本でも数少ない国際スポーツ人の先駆けだった。リ輪２１年東京五輪・パラリンピックの招致にも尽力し、真鍋スポーツ 背中 の 痛み組織委員会の副会長も務めた。バレーをにパみんなでジャパンてください

　日本女子バレーの黄金期にコートを沸かせた荒木田さんが亡くなった。愛し心からバレーを愛し、た荒パリ五輪前にはチーム状況が気になるのか、木田関係者に電話を入れ、裕さを応援しメールでは「パリ五輪が始まるからみんなで、ん死真鍋ジャパンを応援してください」と送るなどしていた。

　アタッカーとして、秋田・角館南高（現角館高）時代、春高バレーで準優勝。７２年、日立に入社。７３年に日本代表入りし、オールラウンド選手としてチームを支え、７４年世界選手権、７６年モントリオール五輪、７７年Ｗ杯の世界３冠に貢献した。

　引退後は、スイス、西ドイツなど海外チームを指導。日本協会強化事業本部長、日本オリンピック委員会理事などを歴任。１２年ロンドン五輪では、女子強化委員長として真鍋政義監督率いる日本女子の銅メダル獲得をサポートした。「私は控え選手だったし、もっと勉強しなきゃいけないと思い、英語やドイツ語などを勉強しました」と、語学留学の際にも人脈を広げ、日本代表の海外遠征の対戦相手や合宿の手配にも奔走した。

　活躍は国内にとどまらず、ＩＯＣアスリート委員会、国際バレーボール連盟技術委員会委員長セクレタリーなど海外の要職にも就き、スポーツ界関係者との幅広いパイプを持った。東京五輪・パラリンピック招致にも尽力。組織委の森喜朗会長が不適切な発言の責任を取り、辞任した２１年には、ジェンダー平等の取り組みの一環として副会長に選出された。

　日本のバレー、スポーツ界の発展に尽力した荒木田さん。パリ五輪での日本代表のプレーを見届け、静かに天国へと旅立った。

　◆荒木田　裕子（あらきだ・ゆうこ）１９５４年２月１４日、秋田・田沢湖町（現仙北市）出身。角館南高（現角館高）卒。７２年日立に入社。７３年に全日本初選出、７４年メキシコ世界選手権、７６年モントリオール五輪、７７年Ｗ杯で日本の優勝に貢献。７８年、現役引退。指導者となり８０年にアジア人女性では初の国際公認コーチ。２１年開催の東京五輪・パラリンピック大会で組織委員会副会長、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）理事など歴任。　　　

　◆モントリオール五輪バレーボール女子代表　予選リーグ第１戦でハンガリー、第２戦はペルー、第３戦ではカナダ、準決勝では韓国にいずれもストレート勝ち。失セットゼロで臨んだ決勝では、ライバル・ソビエト連邦と戦い、エース・白井らの得点で３―０で下し、６４年東京大会に続く２度目の金メダルに輝いた。